2007/11/27
今週も・・・。
もちろんヤリイカを釣に行きました。イカ釣りの邪魔な外道として釣れてしまう？のが｢サバ｣写真は漁労長の釣り上げた立派なサバです！仕掛けはぐちゃぐちゃになるし、お祭りするしで邪魔者扱いですが、これは旨そうなサバですね～。釣り上げられて数秒後には、頭を落とされ、内臓を出され、氷水の中にズボッ！。写真はその途中の工程です(・・;)
何故そんな残酷な・・というと、サバを刺身で食べる為なのです。
サバにはアニサキスという寄生虫が内臓に寄生していてサバが死ぬと内蔵から身の方へ移動するので内臓や頭を落としてしまうのです。
アニサキスは人の体内では成虫になれないので通常排泄されます。しかし、まれに人の胃壁や腸壁にかみつき、2時間から10時間後に激しい腹痛や吐き気、おう吐、ジンマシンなどの症状を呈する場合があります。これらの症状は、胃けいれん、胃潰瘍、虫垂炎などの症状と類似しているので、すぐに医師の診断を受ける事をお勧めします。というか救急車を呼ぶ羽目になると思いますが・・。
寄生している魚はサバ、ニシン、スルメイカ、アンコウ、タラ、イワシ 、サケ、マスなどです。
だが！しか～し！！超～新鮮なサバの刺身の誘惑には勝てません。だからこうして持ち帰るのです。
サバについてもうひとつ・・・
｢サバの生き腐れ｣という言葉があるが、これはそれ程傷みが早いという事です。傷みが早い為、水揚げされたサバをゆっくり扱っていては腐ってしまう、だから適当に数えたりする。そんな様子から｢サバを読む｣という言葉が出来たそうです。
船 長
SDGsへの取り組み
