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2015/05/11

46年後の「Carry That Weight」

46年後の「Carry That Weight」

ポール・マッカートニー来日公演からもう2週間が経ってしまった。夢見心地な体験は終わってしまうと非常に速いけど、今冷静になってみても、あの時の事は、感動だとか、感銘だとか、感涙だとか、そんな言葉が全て陳腐になってしまうくらい僕にとっても劇的な体験だった。
現代のポピュラー音楽は全てこの人が創造したんだな、と考えたら正に神を崇めるような気分になるし、それこそ世界中で何万回と再生されたかわからない「イエスタデイ」や「レット・イット・ビー」や「オブラディ・オブラダ」といった数々のスタンダートナンバーが本人によって演奏されているのだから、そこには一切の批評は無く、只管感謝するしかないのである。

今回の来日公演では、「ヘイ・ジュード」が本編のラストで演奏された。その後2回のアンコールがあったが、その最後に演奏されたのが「キャリー・ザット・ウエイト」。おそらく日本人が一番好きなビートルズナンバーであろう「ヘイ・ジュード」で一旦大団円を迎え、本当の最後に「これからその重荷は君たちが背負って行くんだ」と歌われる「キャリー・ザット・ウエイト」を配する構成はあまりに出来すぎていて少し怖い気もする。この曲が初めて世にでたのがビートルズが解散する時で当時も非常に優れたメッセージだと言われたらしいけど、それから46年が経過したこの2015年にも、非常にリアリティをもって響いてくると感じるのは僕だけだろうか。


サーフ



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